高等学校卒業と自立に向けたトータルサポート 通信制課程

理事長ブログ

2019年03月29日

不登校・登校拒否

講演会・フォーラム・相談会など

昨夜は第3回ふくやま不登校セミナーを開催いたしました。

昨夜は第3回ふくやま不登校セミナーを開催いたしました。

この会は、不登校に対する学びを多くの方々と深めていくために、どなたでもご参加でき、不登校に関して無料で学習できる勉強会で、今回も第1回、第2回に引き続き、100名近くの多くの方々がお越しくださいました。
不登校への関心の高さ、不登校の課題を何とかしたいと思われている方々の想いの強さの表れだと、今回も感じさせていただきました。

昨夜の会には、前回に引き続き、ご来賓として広島県議会議員の宇田伸先生が、大変お忙しい中お越しくださいました。

宇田先生はかつて、広島県内はもちろんのこと、まだ全国的にも「不登校」というものがほとんど認知されていなかった頃から、県議会の中で、不登校の課題の重要性を訴え続けてくださり、不登校の解決策を常に見出だそうとされておられました。

今から19年前に開校した、不登校の子どもたちを専門支援する東林館高校においても、開校前から不登校の子どもたちの為にとお力添えをいただき、高校を運営する喜田学園の理事を、開園以来ずっとお務めいただいております。

今回の会を受け、今後ますます県議会の中で、不登校への課題解決に向け、子どもたちのためにお力添えをいただけると、心から期待をしております。

今回は、現在社会人として活躍している東林館高等学校の卒業生たちに、「不登校だった自分を振り返って、今話せること」と題しまして、お話を伺いました。

かつて不登校だった自分自身を振り返り、今だからこそ話せることや、学生時代の体験やそれぞれの想い、また社会人として活動する中で、今感じること・想うことを、パネルディスカッション形式で、私がコーディネーター役をさせていただき、開催しました。

登壇者の1人の方は、「かつて自分が不登校だったときには、希望もなく、目の前が真っ暗で、そう遠くない未来に自分は自殺するんだろうなと思っていた…」と語っていました。

そう考えていたかつての子どもが、不登校の課題を解決し、元気を取り戻し、また再び夢や希望を持ち、社会復帰を果たしていき、そして新しい家族を作っていく、そんな姿を間近で拝見させていただけ、この会の持つ意義、不登校の課題に真正面から向き合っていくことの重要性を、改めて強く感じさせていただきました。

また講演後のアンケートを拝見すると、ご参加の方々から「我が子の不登校に対して希望が持てた」「また今日から子どもに向き合う勇気と元気をもらった」等のご感想をいただけ、多くのご参加の方々から大変好評でした。

お子様の不登校に悩んでおられる保護者の方々にとっても、不登校の課題を何とかしたいと思っている教育や福祉関係者の方々にとっても、今回も大変有意義な会になり、改めてこの会の開催意義の大きさを切に感じています。

本セミナーが、不登校生徒の支援ならびに社会復帰につなげることができるよう、そして、子ども達に関わる関係機関による相互連携が結べる場として機能していくことを目指して、これからも定期的に続けてまいります。

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