高等学校卒業と自立に向けたトータルサポート 通信制課程

理事長ブログ

2023年09月22日

学校行事

令和4年度後期生の卒業証書授与式

「思い出したくなる思い出を創る学校であり続ける」

本日は、東林館高等学校の令和4年度 後期生の卒業証書授与式。

今日は2名の生徒が卒業。
これで今年3月に卒業した前期生140名と合わせて、令和4年度は142名の卒業生を送り出しました。
今年度で総卒業生数は、1,941名となりました。

本校の生徒たちの多くは、本校入学前に様々な体験を通して傷ついてきた過去を背負っています。
傷付き体験は生徒から自己肯定感を奪っています。特に過去にいじめを受けた経験を持つ生徒は人に対する恐怖を感じています。

そんな生徒が本校の教育活動の中で、ここにいてもいいんだという存在感や自分だけじゃないんだという一体感を感じられることで、自分を許し認められ、自己肯定感が回復し、人と共感することを覚え、人への信頼へと繋がっていきます。

人への信頼が人への優しさを生み、人との深いコミュニケーションを作り、人とのかけがえない時間を創り出します。
そして、それらの時間の1つ1つが、社会の中で生き抜いていける自立への土台となっていくのです。

私たちは、生徒たちにとって本校での日々が、将来「思い出したくなる思い出」として、彼らの記憶に留まることができるような充実した時間を創り出すことを常に目指しています。

本校の教育を通して、心の成長と自立への土台づくりができた生徒たちは、将来、地域社会に溶け込み、地域社会と連携し、社会の未来を創り、社会をより良くできる人材へと成長していく可能性を持っています。
だからこそ私たちの仕事は、社会へより良い未来を提供するための責任ある仕事なのだと日々感じながら、教職員一同教育活動に励んでいます。

卒業生たちの光輝く未来へ願いを込めて、そして今目の前にいる子どもたちの人生が光輝く未来へと繋がるよう、引き続き教育活動に邁進します。